はてな君

相続税って聞いたことあるけど
贈与にも税金かかるの?
払ったことないけど…

いずみん

親から不動産を譲り受けた場合、贈与税や相続税が関係してきますね。
又、贈与を受けた時、相続した時にどういった課税が発生するかなども知っておきたいところです。
今回はいずみんが、贈与税・相続税についてわかりやすく説明します!

宅建独学勉強| #贈与税と相続税を フクナビ宅建が解説!

はてな君

贈与税と贈与税の共通点はあるの?

いずみん

贈与税と相続税はどちらも国税だよ
どういう時に課税される税金かを見ていこう

贈与税と相続税
  • 贈与税…生存する人(贈与者)が、別の人に(受贈者)に無償で財産を与えることによって生ずる税(国税)
  • 相続税…なくなった人(被相続人)が、その遺族等に引き継がれることにより発生する税(国税)

宅建独学勉強| #贈与税の対象を フクナビ宅建が解説!

いずみん

贈与税の対象を表にしてみたよ

贈与税の対象

いずみん

個人が個人に贈与する場合のみ贈与税の対象なんだよ
これ以外は異なる種類の税金の対象になるんだ

宅建独学勉強| #非課税になる場合と相続時精算課税を フクナビ宅建が解説!

はてな君

非課税もあるんだね

いずみん

非課税の場合と、相続時に清算する方法があるんだよう

非課税になる場合と相続時精算課税
  • 住宅等取得の際の資金を贈与を受けた際、一定の場合非課税となる
  • 住宅等取得の際の資金贈与を受けた場合は相続時精算課税として清算もできる

宅建独学勉強| #非課税の対象を フクナビ宅建が解説!

はてな君

非課税になる場合って決まってるよね?

いずみん

もちろん!
その対象となる場合は決まっているよ

非課税の対象
  1. 親または祖父母からの贈与
  2. 自己の住宅の取得や増改築の資金の贈与
  3. 1/1において18歳以上の子又は孫への贈与
  4. 住宅等取得のための資金の贈与(住宅そのものの贈与は対象外)
  5. 受贈者の合計取得額が2000万円以下
  6. 取得等をする住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下でその1/2以上が自己の居住用であること(所得が1000万円以下の場合は40㎡以上240㎡以下であること)
  7. 既存住宅の場合は、新耐震基準に適合していること
  8. 暦年贈与又は相続時精算課税との併用可

宅建独学勉強| #相続時精算課税の特例を フクナビ宅建が解説!

相続時精算課税

生前に贈与を受けた際に納付した税金(贈与税)を、相続した際に納付する税金(相続税)から差し引いた額を相続税として納付すること

はてな君

何でこんな面倒なことするの?

いずみん

確かにそうだよね
贈与税と相続税との税率にも理由があるんだ

なぜ?相続時精算課税

贈与税と相続税では、贈与税の方が税率が高く、贈与を断念されることが多いと
経済もまわらなくなってしまう。
相続時に、すでに納付した贈与税分を相続税から差し引くことで
税の負担も減り、住宅等の資金の贈与をする機会を促せることとなる

宅建独学勉強| #相続時精算課税の特例の要件を フクナビ宅建が解説!

はてな君

要件が厳しそう

いずみん

要件が厳しいというより
非課税との比較を覚えるだけだよ!
非課税と違うところだけをイラストにするよ

相続時精算課税の特例の要件
  1. 親または祖父母からの贈与
  2. 自己の住宅の取得や増改築の資金の贈与
  3. 1/1において18歳以上の子又は孫への贈与
  4. 贈与時は軽減された税率を納付し、相続時に相続税で清算
  5. 住宅等取得のための資金の贈与(住宅そのものの贈与は対象外)
  6. 受贈者の所得金額の制限なし
  7. 取得等をする住宅の床面積が40㎡以上(上限なし)
  8. 既存住宅の場合は、新耐震基準に適合していること
  9. 暦年贈与との併用可

宅建独学勉強| #(参考)暦年贈与とはを フクナビ宅建が解説!

はてな君

暦年贈与ってなにかなって思っていたんだ

いずみん

試験で直接とわれるところではないので
参考までに見ておくくらいの気持ちでいいよ

暦年贈与

1月1日から12月31日までの1年間(暦年)に、贈与を受けた財産の合計額が110万円以下であれば
贈与税がかからないという制度を利用した贈与

いずみん

贈与税・相続税のところは
出題されるところが決まっているので
この記事を抑えておけば得点できるよ!